
子どもの矯正の
費用はどれくらい?
子どもの矯正治療に
かかる費用の相場

1期矯正の相場
1期矯正の費用相場は地域や歯科医院によって異なりますが、一般的には30万~50万円程度です。
2期矯正の相場
2期矯正は80~100万円程度です。1期矯正から引き続き行う場合、医院によってトータルでの割引プランが設けられることもあります。
矯正費用の内訳や通院費
矯正費用はいくつかの項目に分かれています。クリニックによってはホームページに記載がない場合がありますが、安全に治療を行ううえで必須の項目のため後々費用がかかる可能性が高いです。治療前に詳しい内訳をカウンセリングで確認しましょう。
- 初診料
- 適応検査費
- 治療費本体
- 通院費
- リテーナー費
子どもの矯正は
保険は適用される?

子どもの矯正治療は
保険適用可能?
小児矯正であっても基本的には保険は適用されません。保険制度では病気やケガの治療を目的とした医療行為のみが適用対象とされており、歯列矯正は「美容目的」と判断されることが多いためです。
しかし、一定条件を満たす場合には保険が適用されるケースもあります。
子どもの矯正治療で
保険が適用されるケース
歯列矯正治療は通常は保険適用外ですが、以下のいずれかの場合に限り保険適用となります。
- 先天性疾患が原因の噛み合わせ異常
- 永久歯の前歯が3本以上生えてこない
- 顎変形症の外科手術が必要な場合
詳細をご覧になりたい方は、詳しくはこちらのページをご覧ください。
保険適用された場合の費用
治療費が30万円(子どもの矯正の相場)の場合、自己負担額は以下のようになります。
・6歳以上(3割負担) →9万円
・6歳未満(2割負担) → 6万円
子どもの矯正は
医療費控除の対象?

医療費控除とは?
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税の負担が軽減される制度です。1年間で支払った医療費の合計が10万円(総所得が200万円未満の方の場合は総所得の5%)を超えると申請が可能になります。
歯列矯正は
医療費控除の対象?
医療費控除は「医療目的」なのか「審美目的」なのかで対象になるかどうか決まります。子供の矯正治療のほとんどは医療費控除の対象になります。子どもの場合は、歯列矯正は正常な噛み合わせや発音を促進するための医療目的の治療であると見なされ、医療費控除の対象となることが多いです。
何歳まで医療費控除の対象?
子どもの矯正が医療費控除の対象となる年齢は厳密には決められていませんが、中学生までは「医療目的」とみなされ控除の対象となる場合が多いです。
医療費控除を受けた場合に
いくら戻って来る?
治療費が30万円(子どもの矯正の相場)の場合、戻って来る金額の目安は以下のとおりです。
・年収300万円の場合 → 約4万円戻る
・年収500万円の場合 → 約6万円戻る
・年収800万円の場合 → 約6万6千円戻る
矯正費用を抑える
その他の方法

①補助金や地域の
医療支援制度を利用する
一部の自治体では、子どもの矯正に関する補助金制度を導入している場合があります。事前に自治体の窓口や関連ウェブサイトで詳細を確認しましょう。
佐賀市の「子どもの医療費助成制度」は、保険診療における医療費の自己負担分を助成するものです。歯列矯正は基本的には保険適応外のため、医療費助成制度を活用できる方は限られます。
②クリニックごとの
割引制度を使う
クリニックによっては矯正の割引制度があります。例えば1期治療から始め2期治療を継続しておこなう場合に治療費が大幅に割引となるクリニックがあります。また、モニター治療に協力することで治療費を抑えることができます。
当院では1期に続き2期矯正をする場合、2期矯正が20~24.8万円オフとなります。12か月プランの場合は差額5万円のみ、18か月プランの場合は1期矯正の費用まるごと割引となり1期矯正が実質無料となります。また、1期矯正・2期矯正ともにモニター治療プランをご用意しています。モニター治療(顔出し無し)にご協力いただけますと治療費が最大10万円引きになります。
③分割払いプランの活用
多くの歯科医院ではデンタルローンや分割払いに対応しています。治療費総額が安くなるわけではありませんが、月々の支払額が抑えられ家計の管理がしやすくなります。
治療を始める前に:
小児矯正が抱える課題とは
小児矯正はまだ多くの課題を抱えています。次のページでは、矯正治療を始める前に知っていただきたいリスクやデメリットについてご説明します。
次ページ 治療を始める前に:小児矯正が抱える
課題とは