
歯のクリーニングの
流れ・費用
歯のクリーニングとは?
歯科衛生士がおこなう専門的な歯のクリーニングです。歯にこびりついた歯石・歯垢・ヤニ汚れ・茶渋などを落とします。
クリーニングは歯を綺麗にすることだけを目的としているわけではなく、歯周病の予防・治療としてもおこないます。
- 歯のクリーニング 症例写真
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BeforeAfterBeforeAfterBeforeAfter
- 施術名
- 歯のクリーニング
- 治療費用(1回)
- 4,000円
- リスク
- スケーリングによる痛み・出血
歯のクリーニングの流れ
クリーニングは4つのステップがあります。「虫歯・歯周病の検査」「歯石・歯垢の除去」「歯面清掃・研磨」「ホームケア指導」の4ステップです。これらを1回の診療(30分程度)でおこないます。(患者さんの口腔内状況によってはおこなわない工程もあります。)
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1視診・検査
まずは口腔内を視診し、虫歯の有無と歯茎の状態をチェックします。次に触診です。歯茎がブヨブヨしていたり、腫れぼったくなっていないかチェックします。
2歯周ポケット測定
プローブという専用の機器を使い、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)の深さを測り、歯茎の健康状態をチェックします。
歯周病(歯茎等の炎症)が進行すると歯周ポケットが深くなっていきます。そこでプローブ(針のようなメモリ付きの器具)で歯周ポケットの深さを調べることで歯周病の進行状況を調べるわけです。
また、歯周病が進行しているとプローブを歯周ポケットに挿入したときに出血することもあります。この出血具合も、歯周病の進行状況を把握する重要な指標のひとつです。
3レントゲン検査
歯根に治療歴がある場合や、歯茎の打ち合わせに場合はレントゲン検査をおこない、歯根(歯の根っこ。歯の歯茎に埋まっている部分)や歯槽骨(歯を支えている顎の骨)の状態を確認します。必要があればさらに詳細な検査をおこなうこともあります。
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1スケーリング(歯冠部の歯石・歯垢除去)
スケーラーという器具を使って歯冠部(歯の歯茎より上の部分)歯石・歯垢を除去していきます。道具は患者さんの口腔内の状況や痛みの感じ方に合わせて使い分けします。
スケーリングに用いる「ハンドスケーラー」という専用器具。こびりついた歯石・歯垢を削るように取り除く道具です。 超音波スケーラー「VARIOS970」です。ハンドスケーラーでは取れないような頑固な歯石・歯垢を除去するときに使用します。強力ですが、ちょっと痛いかもしれません…。 エアフローという機器です。歯面にパウダー状の粒子を吹き付けて歯石・歯垢を取り除く機器です。 2ルートプレーニング(歯茎の内側の歯石・歯垢除去)
歯周ポケット内の歯石・歯垢も丁寧に取り除きます。
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歯石・歯垢をある程度取り除いたら、次は歯面清掃と研磨です。取り切れなかった歯垢や着色汚れを除去しつつ、歯面を磨いていきます。
1歯面の染色
歯垢で汚れている箇所をわかりやすくするために特殊な薬剤を歯に塗ります。歯垢を染色して歯垢の付着箇所を確認します。
2歯面清掃・研磨
歯面に研磨剤を塗り、回転ブラシやラバーを使って歯垢や着色汚れを落としていきます。また同時に歯面を研磨して歯の表面にある段差やざらつきを滑らかにします。(なめらかになると汚れも付きにくくなります。)
3フッ素塗布
必要に応じてフッ素を塗り、虫歯を予防します。
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最後に、自宅での歯のケア方法を指導します。歯ブラシや歯間ブラシの正しい使い方や、磨きにくい箇所への歯ブラシの当て方などを細かくレクチャーします。
以上で一連のクリーニングは終了です。できればクリーニングは3~6か月に1度くらいは受けるようにしましょう!
歯のクリーニングの費用
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歯のクリーニング費用は、1回あたり4,000円です。
歯のクリーニング費用
1回あたり 4,000円
治療時・術後の痛み
多少歯に痛みを感じることがあります。もし痛みを感じる場合は、道具を使い分けるなどしてしますのでご安心ください。