差し歯と歯茎の隙間に見える
「黒い何か」の正体と治療法について
隙間に見える「黒い物」の正体とは?
「歯茎が痩せて、差し歯の根元の黒い部分が見えている…」そんな悩み、ありませんか?
その黒い物は、差し歯の被せ物を支えている金属の土台です。時間経過によって金属が腐食し、黒く変色したものです。(ブラックマージンといいます)
ブラックマージンの解消治療
金属土台の露出によって生じたブラックマージンを解消するには、差し歯の作り替えが必要です。土台と被せ物に金属を一切使わずに新たな差し歯を作ることによって、再度ブラックマージンが生じることを防ぐことができます。一般的な治療の流れは以下のとおりです。
1被せ物と金属土台を外す
まずは被せ物を外します。被せ物の内側の金属土台も取り除きます。
2非金属の土台を着ける
金属を使わない、ファイバー製の土台を設置します。
3セラミックなどの非金属の被せ物を着ける
セラミックやジルコニアなど、非金属素材の被せ物をかぶせます。
被せ物の種類
被せ物の素材にはいくつか種類があります。代表的な素材を紹介します。
ジルコニア
様々な色味やグラデーションを表現できる美しい素材です。強度も天然歯の3倍ほどあり、美しさと強度のバランスが取れた優れた素材です。
セラミック
様々な色味やグラデーションを表現できる美しい素材です。ジルコニアよりも透明度が高く、より天然歯に近い素材です。しかし割れやすいことが欠点です。
ハイブリッドセラミック
セラミックとプラスチックを混ぜて作った素材です。作り立ては白いのですが、時間の経過と共に変色してしまいます。(当院では取り扱っておりません。)
当院の治療メニュー
審美クラウン治療
差し歯を、セラミック等の美しい素材で作り替える治療です。被せ物と土台の素材を非金属にすることで、ブラックマージンを解消することができます。(詳細は「審美クラウン治療」のページをご覧ください。)