審美・矯正歯科コラム

矯正治療後に欠かせないリテーナーとは?着けないとどうなる?

公開日:2024年9月2日
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こんにちは。佐賀県佐賀市の審美歯科スマイル髙城歯科です。本日は矯正治療後に欠かせないリテーナーについてご説明します。

私が答えます!
スマイル髙城歯科
院長 髙城秀典

リテーナーとは

リテーナーは、矯正治療を終えた後に歯の後戻りを防ぎ歯並びを維持するための保定用のマウスピースです。

矯正治療後はまだ歯の周囲の骨が安定しておらずとても動きやすい状態です。歯は元々の歯並びを記憶しており、元の歯並びに戻ろうとするため、治療後何もしないでおくとせっかくきれいにそろえた歯並びが元に戻ってしまいます。

当院では治療完了後、最終的な周囲の骨が安定するまでの1年間、1日22時間以上リテーナーを装着していただいています。

リテーナーを装着しないとどうなる?

11日装着しないと…

1日装着しないだけでは大きな問題が起きる事は少ないですが、再度装着する際に痛みや違和感を感じる場合があります。次の日からしっかりリテーナーを着用すれば特に問題ありません。

しかし、1日装着しないということを何度も重ねることで後戻りのリスクは高まっていきます。特に治療直後ほど骨が不安定なため、半日着けないことで歯が動いてしまいます。

21週間、1か月装着しないと…

リテーナーを長期間装着しないと、ほぼ確実にリテーナーを作ったときと歯並びが変わってしまいます。特に治療完了直後は歯が動きやすいため、後戻りの度合いによってはリテーナーを装着できなくなる場合もあります。

3リテーナーを着けられなくなったら…

リテーナーはクリニックによりますが5,000円~50,000円程度で作り直しが可能です。また、後戻りの進行度合いによっては矯正治療をやり直す「再矯正」となる場合もあります。

どちらも費用がかかってしまうため、リテーナーはなるべく欠かさずしっかりと装着しましょう。

リテーナーの価格

リテーナーは元から治療費に含まれている場合もあれば、別途費用がかかる場合もあります。

当院で使用しているクリアコレクトはメーカーの都合上、元々リテーナー込みの発注となるため、追加でリテーナー費用はかからない場合がほとんどです。

インビザラインはクリニックによってはリテーナーを別売りにしている場合があります。契約する際は本体費用にリテーナー費用が含まれているか、その場合どれくらい費用がかかるのかチェックしましょう。リテーナーが有料の場合は、2~6万円程度が一般的です。

リテーナーに関するQ&A

Q.治療で使う最後のマウスピースをリテーナーとして使用できる?

A.できません。矯正用マウスピースは歯を動かすための設計となっており、専用に設計されたリテーナーと比べ急速に保持力が失われます。治療後はリテーナーを装着しましょう。

Q.リテーナーの交換ペースはどれくらいですか?

A.適切に装着・洗浄した場合は約6か月程度で新しいリテーナーに交換することが推奨されています。

Q.使用方法は矯正用マウスピースと同様ですか?

A.はい。矯正用マウスピース同様、飲食時は外してください。また、すくなくとも1日1回は洗浄しましょう。

記事の監修者

髙城秀典

 
院長

髙城秀典

鹿児島大学歯学部卒業後、米の山歯科勤務を経てスマイル髙城歯科を開業し、審美歯科を中心にあらゆる治療を提供しています。<所属学会・認定資格>ICOI(国際インプラント専門会議)認定医、ITI インプラントスペシャリストほか

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