審美・矯正歯科コラム

矯正中に歯がグラグラ…歯が抜けるリスクと対処

公開日:2024年7月23日
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こんにちは。佐賀県佐賀市の審美歯科スマイル髙城歯科です。歯列矯正中の歯や歯茎にさわると、歯がグラグラすることがあります。「これって大丈夫?」「歯が抜けちゃうかも…」といった疑問や不安にお答えします。

私が答えます!
スマイル髙城歯科
院長 髙城秀典

どうして歯が揺れるの?大丈夫?

矯正中に歯が揺れる原因は「歯根吸収」という現象です。歯根吸収とは、歯の根っこが溶けて消失し、歯が短くなることです。矯正治療では歯に力を加えて歯根の「吸収」「再生成」を繰り返すことで歯を徐々に動かしていきます。「再生成」よりも「吸収」のほうが早いため、矯正中の歯は歯根が短くグラグラしてしまうことがあります。

矯正治療が終わり歯に力を加えるのをやめれば、再生成が追いついて徐々に歯が揺れなくなります。「このまま抜けてしまうのでは…」と不安になるかもしれませんが、基本的には歯が抜けることはありません。

歯が揺れる時の注意点

1指や舌で強い力をかけるのはNG

グラグラする歯があっても、指や舌などで強い力をかけるのはやめましょう。強い力をかけてしまうと、歯根膜や歯周組織にダメージが及ぶことがあります。最悪の場合は抜けてしまうこともあるため注意しましょう。

2固い物・歯にくっつく物を食べない

グラグラする歯に力を加えることで、予想外のトラブルが起きる可能性もあります。歯のグラグラが気になる時には、おせんべい・ステーキ・フランスパンなどの硬い食べ物や、ソフトキャンディーやお餅など歯にくっつく食べ物は避けましょう。

3自己判断で装置の装着をやめる

グラグラが気になってマウスピース矯正の装着を自己判断でやめてしまうと、元の歯並びに戻ってしまう「後戻り」や、意図しない歯並びで骨が固まってしまいマウスピースが装着できなくなってしまうなどのトラブルが起きる可能性が高いです。歯の揺れが酷く不安に感じる場合は早めに歯科医に相談をして医師の判断を仰ぎましょう。

抜けたらどうするの?

1歯を保存する

抜けた歯は抜けた部分の穴にもう一度差し込んで保存するのがベストです。もし歯が地面に落ちてしまった場合は、"歯根部分を触らずこすらずに"流水で20秒ほど軽くすすいでから穴に入れてください。
歯根を触ってしまうと、歯根膜という歯と歯茎をつなぐ組織がダメージを受け、再植処置が難しくなります。

もし歯を元の位置に差し込めない場合は、歯根膜の乾燥を避けるために頬の内側や舌の下に歯を挟むようにしてクリニックにいらしてください。その際に抜けた歯を誤って飲み込まないよう注意してください。

歯を元の穴に差し込めない場合には、歯を「牛乳」もしくは「生理食塩水」(0.9%の食塩水)にひたしておくのもOKです。

2早急に歯科クリニックに行く

もし矯正で歯が抜けてしまった場合には、なるべく早く(30分以内に)歯科クリニックで処置を受けることが重要です。抜けた歯を正しく保存し、30分以内に再植処置をおこなえば元通りにできる可能性があります。

抜けた歯が元に戻る見込みがあるときは、再植治療をおこないます。再植治療には、治療後の経過観察を含めおよそ3か月程度かかります。3か月間空いてしまうとマウスピースをはめられなくなる可能性が高いため、マウスピースの再発注が必要になります。

当院では、矯正の結果歯を失った方には、インプラントを通常価格よりも一律で10万円安くご提供しています。(例:通常総額約40万円→約30万円)

記事の監修者

髙城秀典

 
院長

髙城秀典

鹿児島大学歯学部卒業後、米の山歯科勤務を経てスマイル髙城歯科を開業し、審美歯科を中心にあらゆる治療を提供しています。<所属学会・認定資格>ICOI(国際インプラント専門会議)認定医、ITI インプラントスペシャリストほか

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